ウイングトラベル
日露で官民共同企画、サハリンに計400名送客
旅行各社がツアー発売、4月に官民ミッション
去る1月の日露首脳会談で、日露間の双方向交流を2023年までに計40万人に拡大する目標が掲げられたが、官民合同企画の第一弾として、「サハリン大自然の旅」が旅行会社各社から発売されることが決まった。日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)の「ロシアワーキンググループ」に参加する旅行会社がサハリンへの特別ツアーを発売し、6〜9月までの4ヶ月間で計400名の送客をめざす。特別企画として、ユジノサハリンスクから約2時間に位置するカニの名産地・ウズモーリエでのシーフードバーベキューが各社の企画に盛り込まれる。
ワールド航空サービスが4月1日よりツアーを発売したのをはじめ、KNT-CTホールディングス、JTB、日本旅行、阪急交通社、ロシア旅行社、JIC旅行センター、ジャパン・エア・トラベル&マーケティングが商品を発売する予定。参加旅行会社は今後さらに増える可能性がある。また今後は、サハリンに続きヨーロッパロシア、シベリア方面の企画も随時発売していく予定で、日露間の観光交流拡大に弾みがつきそうだ。
観光庁は1月の日露首脳会談以降、日本政府観光局(JNTO)、日本旅行業協会(JATA)、旅行会社、航空会社をメンバーとするワーキンググループを設置し、ロシアとの双方向交流促進に向けた具体策を検討してきた。今回、その第一弾として、官民共同企画として旅行各社から「サハリン大自然の旅」が発売されることが決まった。
また、4月16日〜19日には訪ロミッションを派遣。金井昭彦観光庁審議官、菊間潤吾JATA副会長をはじめ、JNTO、旅行会社など20名程度が現地を訪問し、日本からサハリンへの旅行需要促進に向けた取り組みなどについて、サハリン州の関係者と意見交換する予定だ。
オーロラ航空、成田−ユジノサハリンスク就航
今年1月から週2便、4月2日より機材大型化
ワールド航空サービス、サハリン4日間を発売
成田・札幌発で計10本、旅行代金19万9000円
※写真=サハリンの官民共同企画に盛り込まれるシーフードバーベキュー(イメージ)
※写真=オーロラ航空のA319型機(オーロラ航空ホームページより)
※写真=ワールド航空サービスのサハリンツアー(同社ホームページより)