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737MAX、FAA認証検査員が無資格で認証か
内部告発で発覚、FAAは昨年8月に問題把握の可能性も
米上院商業科学交通委員会は4月2日(現地時間)、737MAXの墜落事故について、米連邦航空局(FAA)が航空機の認証にあたって無資格の航空機安全検査官が認証にあたったとする複数のFAAスタッフによる内部告発があったことを発表した。さらに、この無資格の航空機安全検査官が737MAXの認証に携わったことについて、FAAは昨年8月には問題を把握していたのではないかと指摘した。
米上院商業科学交通委員会は同日、ロジャー・ウィッカー委員長名でFAAのダニエル・エルウェル長官代理に宛てて書簡を発しており、この問題に対する情報の提出を求めた。同委員会は4月16日をFAAによる回答期限に設定しており、委員会として調査に乗り出す方針だ。
米認証制度を揺るがしかねない事態に
商業科学交通委員会、強い姿勢で調査
※写真=737MAXの墜落事故はFAAの認証制度の根幹をも揺るがす事態に発展か。内部告発者がFAA職員による無資格認証を告発した