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川崎重工、日本産業技術大賞文部科学大臣賞を受賞
「HTV搭載小型回収カプセルの開発」に参画、熱防護材を開発
宇宙航空研究開発機構(JAXAJ)の「HTV搭載小型回収カプセルの開発」が、第48回日本産業技術大賞の文部科学大臣賞を受賞し、小型カプセルが大気圏に再突入する際の熱からカプセル内部を保護する熱防護材「アブレーター」の開発を担当した川崎重工はJAXAおよび開発に携わったメーカー7社とともに同賞を受賞した。
アブレーターは熱を吸収して溶けることで放熱する熱防護材。2003年に宇宙での実験成果物の回収に成功した次世代型無人宇宙実験システム「USERS」においてもアブレーターの開発を担当したが、今回は「USERS」のアブレーターに比べて密度を5分の1に抑えた、世界最高水準の低密度アブレーターの開発に成功し、カプセルの大幅な軽量化に貢献しているという。
※写真=受賞を喜ぶ川崎重工航空宇宙システムカンパニーの下川広佳プレジデント(中央)ら(提供:川崎重工)