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SUBARU、装備庁にIR OPV試作機を納入
航空機搭載型小型赤外線センサシステム統合の試作
SUBARUは4月5日、同社航空宇宙カンパニー(栃木県宇都宮市)が防衛装備庁より受注している「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」の試作機(通称:IR OPV)を3月28日に納入したことを明らかにした。
防衛装備庁と2016年3月に締結した研究試作契約を受け、SUBARUは既存の小型航空機(KM-2D)を改修した飛行試験機に搭載する警戒監視用の小型赤外線センサおよび高度な飛行制御システムならびに管制(遠隔操縦)を行うための地上システムなどの試作品を開発・製造した。
この試作品は2018年10月の初飛行以降、試験飛行を重ね、機能・性能、安全性等を確認し、防衛装備庁による審査を経て納入に至った。今後、この試作機には防衛装備庁で各種試験が実施される予定。
※写真=防衛装備庁に納入された飛行試験機。操縦席後ろに赤外線センサを取り付けている。胴体下面には地上とのデータリンクのアンテナも見える(提供:SUBARU)