WING
航装研、大樹町多目的航空公園で飛行試験を実施
6~9月に赤外線センサ搭載飛行試験機で所内試験
防衛装備庁航空装備研究所はこのほど、「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究」について、所内試験を今年6月から9月の予定で北海道大樹町の多目的航空公園および周辺空域で行うことを明らかにした。去る3月28日にSUBARUより引渡しを受けた飛行試験機、地上システム、赤外線センサ等の試作品を使用して飛行試験を実施する。
飛行試験機は富士重工式KM-2D型機を改修母機とし、全長8.4メートル、全幅10メートル、全高3.0メートル、最大離陸重量1750キログラム、エンジンはロールスロイス250-B17Dターボプロップ1台、乗員は1名(原型機は4名)とされる。弾道ミサイルの警戒監視のため必要な小型赤外線センサを搭載する無人機システムについて、機体とセンサ、情報伝達のためのデータリンクなどのシステムインテグレーションを飛行環境下で検証することが事業目的である。
※画像=「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究」の概要図(提供:防衛装備庁航空装備研究所)
※写真=飛行試験機(提供:防衛装備庁航空装備研究所)