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ロッキード、誘導MLRSロケット弾を受注
第14次契約9500発を11億ドル強で
ロッキード・マーティンは先頃、米陸軍より誘導型MLRS(GMLRS)ロケット弾の第14次生産と支援装置を合わせて11億3000万ドルの契約を受注した。契約は9500発以上のGMLRS多用途弾とクラスター弾頭禁止による代替弾頭(AW)ロケット弾、300発以上の低コスト縮射訓練ロケット弾、そして米国と外国向けの後方支援を含んでいる。
GMLRSは全天候のロケット弾であり、急速に展開できるよう設計され、通常兵器で最も射程の長い精密攻撃兵器となっている。代替弾頭付GMLRSは国際共同開発された。作戦時には各GMLRSロケット弾はMLRS(多連装ロケット発射システム)ポッドに収められ、ロッキード製のHIMARS(装輪自走発射機)またはM270ファミリー装軌自走発射機より発射される。
GMLRSの製造作業はロッキード社のオカラ(フロリダ州)、ダラス、ルフキン(テキサス州)、カムデン(アーカンソー州)に所在する施設で実施され、2021年までに完了する予定。