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スターフライヤー、国際定期便で新路線検討へ
国内で新ローカル線検討、A320ceo後継機選定に着手
スターフライヤーは4月27日、「中期経営戦略”らしさ”の追求2020」のローリング計画を発表した。今年冬ダイヤで台湾・桃園線を開設する国際定期路線について、東アジアを中心に、路線を拡大していくことを検討する。
スターフライヤーは昨年10月31日に、今冬ダイヤから北九州、福岡、中部空港の3空港と台湾・桃園線を結ぶ国際定期便に就航することを発表済み。さらに桃園空港に対しては、中部空港との間でチャーター便で結んだ実績を有しており、その結果が国際定期便に結びついた。同社は昨年12月と今年2月には北九州−マカオ間でチャーター便を運航しており、将来の定期便有力候補地としてマカオも考えられそうだ。
一方、国内線についても、新たなローカル線開設を検討するほか、北九州−那覇線について、運航時期の拡大や複便化を進めていく方針だ。
機材については今年6月と10月、そして来年6月に新造のA320-200型機を1機ずつ導入を進める一方、19年1月にリース満了機材を1機返却。並行して、ネットワーク戦略と連動した機材導入・退役計画の策定および見直しを継続的に進めていく。さらに2020年以降の機材更新や増機に備えた、A320ceoの後継機選定に着手する方針だ。
ちなみに、今年6月に導入する機材以降、エアバスが開発した新客室コンセプト”Space-Flex”仕様にする。これにより、機材スペースの有効活用を進めて、これまで以上に”ゆったり”した客室空間を作り上げていく方針だ。
※写真=スターフライヤーは桃園線に加えて新たな国際線へ。国内線も新ローカル線を検討するなど強化する。A320ceoの後継機選定もいよいよスタート