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三菱電機、ワイヤ放電加工機の新モデル販売
三菱電機はワイヤ放電加工機MVシリーズの新機種「MV4800S」と「MV4800R」の販売をスタートする。同社によれば、独自のサーマルバスター技術を実装したことで、大型部品や金型加工の生産性および精度を向上することに成功したとのことで、航空機や自動車、重電などの大型部品や金型加工の生産性などに寄与するとしている。三菱電機では2019年度中に「MV4800S」モデルを100台、一方の「MV4800R」は50台販売することを目指す。価格は「MV4800S」モデルが3100万円(税抜)、「MV4800R」が3250万円。
三菱電機によると、独自のサーマルバスターを標準搭載したことによって加工時における機械本体の熱変位を抑制し、高精度な加工を実現。さらに高板厚材料加工時の自動結線動作の改良などにより、複数金型の連続加工性能が向上した。
さらに電源制御の改良により、部品加工速度や形状精度を向上しており、加工時の電圧を安定化することで、1回あたりの部品加工速度を従来比で最大20%向上するほか、3回加工時のトータル加工速度は従来比で最大66%向上するとみている。
※写真=「MV4800S」(提供:三菱電機)
※写真=「MV4800R」(提供:三菱電機)