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2019.04.12

WING

各地で5件の山林火災消火災害派遣

いずれもCH-47が大量散水で鎮火協力

 全国各地で4月4日から10日まで山林火災が相次ぎ、消火の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が5件の災害派遣を実施、いずれもCH-47輸送ヘリコプターが大量の散水を実施し鎮火に貢献した。5日に広島県呉市蒲刈町、静岡県浜松市、長野県佐久郡佐久穂町、6日に長野県伊那郡喬木村、9日に福島県郡山市と相次ぐ派遣要請で、特に長野県の2件では派遣航空機が駐屯地に戻らず次の派遣先に向うなどして対応した。派遣航空機はいずれも陸自機で、浜松市と喬木村の事例では航空自衛隊浜松基地が後方支援を担当している。
 呉市の蒲刈島での山林火災では、中部方面ヘリ隊第3飛行隊(美保分屯地)のCH-47が2機で海水590トンを散水した。浜松市と郡山市の山林火災では第1ヘリ団(木更津駐屯地)のCH-47が散水、長野県の2件では第12ヘリ隊(相馬原駐屯地)のCH-47が散水した。

 

※写真=呉市蒲刈町の山林火災災害派遣でバケットに海水を汲む陸自CH-47(提供:防衛省)

※写真=長野県での山林火災災害派遣で散水する第12ヘリ隊のCH-47(提供:防衛省)