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2019.04.12

WING

エアバスA350XWBが日本のTC取得

JALで9月から羽田-福岡線へ導入

 航空局は4月11日、エアバス製造のA350XWBに対して型式証明(TC)を行った。同日、蝦名邦晴局長がエアバス上席副社長のパトリック・ピエドラフィータA350プログラム部門長へ型式証明書を手渡した。A350XWBは今年半ばにも日本航空(JAL)へデリバリーされることになっていて、9月の羽田-福岡線を皮切りに日本の空を飛ぶことになる。
 航空局では、2017(平成29)年12月20日付でエアバスからA350XWBの型式証明申請を受け、このほど所要の審査が終了した。蝦名局長は手交の際に、「本邦航空会社において就航される運びとなったことについて、心より喜び申し上げる」と述べると、エアバスには「航空機メーカーとして、落下物防止をはじめ、これまで様々な取組みを行っていただいている」と謝意を述べた。さらに、引き続き「日本の運航者の安全運航を万全の体制でサポートしていただけるよう協力をお願いする」と述べた。
 エアバスシニア・バイス・プレジデントでセールス&マーケティング日本担当のジャン=ピエール・スタイナック氏は、型式証明書を受け取った後、「大変光栄に思う」と感想を述べた。また航空局に対して、A350XWBの納入に向けて「非常に大きな協力をいただいた」と話すと、滞りなくJALへ引き渡しを行うと約束した。
 JALでは今後、A350XWBを合計31機導入する予定。ベースとなるA350-900を18機、最大離陸重量が増加したA350-1000を13機としている。

 

※写真1=エアバス上席副社長A350プログラム部門長のパトリック・ピエドラフィータ氏が蝦名邦晴局長からTCを受け取った

※写真2=写真右のエアバスシニア・バイス・プレジデントでセールス&マーケティング日本担当のジャン=ピエール・スタイナック氏が航空局へ謝意を述べた