記事検索はこちらで→
2019.04.15

ウイングトラベル

ZIPAIR、787-8初号機は今冬受領、280席に

西田社長、FSC・LCCから進化したエアライン

 国際線中長距離LCCの運航開始を目指すZIPAIRの西田真吾社長は4月11日の会見で、「機体は今冬に受領する。座席数はJALの787で最も少ない座席数186席の約1.5倍になると述べ、約280席の設定になる見通しを明らかにした。また、機内はJALの787型機とは大きく異なった客室空間を作り上げることを示唆し、サービス内容に合わせてギャレーの配置などについても、かつてないものにする予定。
 機体は親会社の日本航空(JAL)の787-8型機初号機と2号機を改修。両機をJALからリースで導入し、3号機目以降の導入形態は今後検討する。
 西田社長は「航空業界ではフルサービス、LCCの二択になっているが、目覚ましい進化のなかで価値観やライフスタイルが多様化、細分化されてきている。時代が変われば、エアラインに求められるものは変わってくるだろう。今という時代を生きるお客様の真のニーズを察知して、エアラインも進化しなければならない。ZIPAIRが目指すのは究極の納得感、究極のコストバリューの両立との見解を示し、ZIPAIRは進化したエアラインを目指す」との考えを強調した。

 

※写真=2020年の就航に向けて着々と準備を進めている西田社長

 

※写真=機体のデザイン。尾翼はコーポレートカラーのグレーに「Z_」のシンボルマーク

 

※写真=ZIPAIRの世界観を盛り込んだ制服が決定した。今冬には初号機を受領する