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東レ、脱オートクレーブの航空機一次構造材プリプレグ開発
東レは4月18日、脱オートクレーブ成形による炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形体を得ることが可能な新規航空機一次構造部材向けプリプレグを開発することに成功したことを発表した。
東レの開発したプリプレグは787ドリームライナーなど、今や民間航空機には不可欠な材料となっている。炭素繊維にあらかじめエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグを多数枚金型の上に積層し、高温高圧なオートクレーブの中に入れることで、高い圧力を加えながら加熱し、樹脂を硬化するオートクレーブ法によって成形している。しかしながら巨大なオートクレーブを設置しなければならないないほか、大量の電力を消費するなど、初期投資や製造コストが大きな課題となっていた。
※写真=東レが脱オートクレーブに適したプリプレグ開発に成功(提供)