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関西エアポート、関空の災害対応エリアごとに管理
7月からオペレーションセンター順次運用開始
関西エアポートはこのほど、台風被害が頻発する今後のシーズンに備えて、関西国際空港における取組みと、防災・減災に対応する新たな事業継続計画(BCP)の進捗について発表した。関空では今年6月中までに施設面での浸水対策を急ぐとともに、7月からは空港内をエリアごとに管理する「エリアオペレーションセンター」の運用を順次開始する。エリアは第1ターミナルビル(T1)、T2、カーゴエリアの3つに分かれて、各エリアでそれぞれ関係事業者とコミュニケーションを取り、連携体制を構築する。
T1オペレーションセンター(OC)は2階フロアに整備していて、T1の旅客対応を行う活動拠点となる。緊急時には外国公館の臨時ブースを設置して、外国人旅客への対応をスムーズ化する。T2OCは、国内線エリアに設置して、T2エリアの旅客対応の活動拠点となる。カーゴエリアのCAOCは、国際貨物エリアの第5国際貨物代理店ビルで整備を進めていて、国際貨物エリアの事業者対応拠点となる。