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2019.04.19

WING

737MAX、MCASソフト改修でFAA申請前最後の飛行試験

ミュレンバーグCEO、「認証への道は着実に」

 ボーイングのデニス・ミュレンバーグCEOは4月17日(米ワシントン州現地時間)、737MAXのMCASソフトウェアのアップデートに関して、米連邦航空局(FAA)に提出する前の最後の社内飛行試験を完了したことを明らかにした。ミュレンバーグCEOは「(FAAによる)認証への道は着実に進んでいる」との見解を明かした。
 ミュレンバーグCEOは改修したMCASソフトウェアを搭載した737MAXの社内における飛行試験を、これまでに127回、累計203時間以上のテストフライトを実施したことに言及。ボーイングにとっても、かなりのハイペースで飛行試験を積み重ねたことがうかがえる数値を記録しており、社内飛行試験を通じて様々な状況を想定した実証が行われたことが分かる。
 ミュレンバーグCEOは「昨日、オフィシャル・エンジニアリング・テストフライトを実施した。これが(FAAによる)認証取得前の最後の飛行試験だ」との見方を示し、いよいよMCASソフトウェアのアップデートに関するFAAへの申請が間近に迫っている様相だ。

 

※写真=737MAXはMCASソフトウェアのアップデートでFAA認証申請前の最後の社内飛行試験を終えた