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ロッキード、F-35サプライヤーと長期契約拡大
維持コスト低減、即応性向上を図る契約形態へ
ロッキード・マーティンはこのほど、より多くのF-35サプライヤーと補給可能性向上と維持コスト低減のため、より長期のPBL契約およびMRA(Master Repair Agreements)契約に移行した。PBL契約はBAEシステムズ、ノースロップ・グラマン、コリンズ・エルビット・ビジョン・システムズ(CEVS)とのいくつかの契約に適用された。MRA契約はハネウェル、GE、イートンを含む12社の個別サプライヤーとの契約に適用されている。BAEシステムズとの電子戦サブシステムについての2017PBL契約では、世界的な運用を通じてシステム可動率を25%改善する成果を挙げている。
以前は単年度契約であったが、新しい多年度のPBL契約では各社はより長期的な投資とコスト低減活動を行えるようになり、効率を改善できる。加えてPBL契約でロッキード・マーティンは12件のMRAを容量とスピードを拡大するためキー・サプライヤーと契約した。
ロッキード・マーティンのグレッグ・ウルマーF-35プログラム・ゼネラルマネージャーは「F-35のフリート拡大にともない、我々はカスタマーとF-35の即応性向上と維持コスト低減のためアグレッシブな行動を取りつつある。F-35の世界的なサプライチェーンは、成功のカギのひとつであり、我々はキーとなる産業パートナーのいくつかの契約を、長期的な安定性をもたらすため、再構築、整流化するつもりだ。それはサプライヤーが彼らの能力を最適化し、有効性を向上し、投資を行うことを可能とするものだ。これは供給可能性を強化し、コストを低減し、キャパシティを改善するためのサプライチェーンを横断して実施しようとしているいくつかのアクションのひとつだ」と述べている。
※写真=F-35A戦闘機(提供:ロッキード・マーティン)
※写真=ロッキード・マーティン社のグレッグ・ウルマー氏