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IHI、航空機エンジン検査不正等で役員処分
改善報告書の提出は5月10日までに実施
IHIは4月23日、航空機エンジン事業で発覚した不適切検査等について、4月からの役員報酬を一部返上する処分を下したと発表した。今回の処分は、同日開催した定例取締役会で、社外取締役を委員長とする報酬諮問委員会における検討結果の答申を受けて決定したとのこと。
処分の内容としては、満岡次郎社長が月額報酬の50%を3ヵ月にわたり返上するほか、航空・宇宙・防衛事業領域長の識名朝春取締役(事業領域長)が月額報酬の30%を3ヵ月にわたり返上する。
さらに、総務部長の粟井一樹部長、航空・宇宙・防衛事業領域の松本直士執行役員(副事業領域長)と盛田英夫執行役員(副事業領域長)の計3名が、月額報酬の20%を2ヵ月にわたり返上することとなった。
なおIHIは今回の不適切事象に関して、国土交通省から受けた業務改善命令に基づき、5月10日までに改善報告書を提出するとしている。