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太陽観測ロケットCLASP2が打上げ成功
6分間の太陽観測を実施、データ取得
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月23日、国立天文台とJAXAが中心となってNASA、フランスと共同開発した観測機器を搭載した太陽観測ロケットCLASP2(Chromosheric Layer Spectro-polarimeter 2)が4月12日午前1時51分(日本時間)に米国ホワイトサンズミサイル実験場で打上げられ、最高高度274キロメートルに達し、6分間の飛行で観測データの取得に成功したことを発表した。
CLASP2は2015年9月2日に打上げられたCLASP1の観測装置を回収して改修したもので、太陽の表面から離れた彩層と呼ばれる超高温の気層から発する紫外線の偏光観測を行うもので、ロケットから切り離されて6分間の弾道飛行中に観測し、データはパラシュート回収されている。
※写真= CLASP2打上げの様子(提供:米陸軍)