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成田18年度、国際線旅客が初の3500万人突破
外国人旅客数、日本人旅客より334万人多い結果に
成田国際空港会社(NAA)が発表した2018年度の空港運営状況によると、成田空港の国際線旅客数が、年度ベースで初めて3500万人の大台を突破したことが明らかになった。これまでの過去最高は2006年度に記録した3418万5230人。2018年度はこれを大きく上回る3587万691人に達した。ちなみに、過去最高の国際線旅客数に引っ張られるかたちで、同空港の国内線・国際線をあわせた全体の航空旅客数は前年度比5%増えた4317万5992人と、4年連続で開港以来の最高値を更新した。
旺盛な訪日旅客が成田空港の航空旅客数増加に大きく貢献している。成田空港の国際線旅客数は、前述したように前年比7%増加した3587万691人だった。このうち日本人旅客数は5%増加した1438万3005人で、外国人旅客数は11%増加した1772万9028人を記録。外国人旅客数が日本人旅客数に比べて334万人ほど上回る結果となった。ちなみに、通過客は2%減少した375万8658人だった。
国内線についてはLCCが拠点としたことで急速に成長したとはいえ、ここに来てその成長にブレーキがかかっている様相。18年度の国内線旅客数は前年比2%割れの730万5301人となっている。
米中貿易紛争影響で貨物量7%減
6月以降、前年割れ実績止まらず
発着回数、7年連続で過去最高更新
国際線増加が寄与、国内線は前年割れ
※写真=国際線旅客数が年度ベースで3500万人を突破