エアバス、学生コンテスト最終ラウンド7チーム決定

日本チームは残れず、6月末に最終決戦

　エアバスは、学生アイデアコンテスト「Fly Your Ideas 2019」の最終ラウンド出場チームを発表した。今回のコンテストに参加したのは72カ国284大学。この過酷なレースを勝ち抜いたのは7チーム。最終ラウンド出場チームに日本の大学チームは残ることができなかったが、最終ラウンド出場チームに日本人がメンバーとして加わっている。なお、今年のコンテストのテーマは、電動化、データサービス、サイバーセキュリティ、IoT、AI、複合現実。
　この「Fly Your Ideas」は、世界中の学生たちが、自ら考案した様々なアイデアを競うコンテスト。最終ラウンドに進んだ7チームの学生達の国籍は11カ国(アルゼンチン、ドイツ、ギリシャ、インド、インドネシア、イタリア、日本、モルダビア、オランダ、ノルウェー、英国)で、8大学に在籍しているとのことだ。学生の専攻は工学、IT、自然科学、ファイナンスと多岐に亘るという。
　最終ラウンド進出チームは、6月に仏トゥールーズのエアバス施設へと赴き、最先端の機器を活用し、それぞれのアイディアを発展することができる。そのうえで、来る6月27日に最終プレゼンテーションを披露する。その賞金総額は4万5000ユーロにのぼり、エアバスの専門家や航空宇宙分野の専門家らの前でアイディアを発表する。