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新明和2018年度連結決算、増収減益に
航空機セグメントは売上増も営業利益半減に
新明和工業が先頃発表した2018年度連結決算7%によれば、売上高は前期比4.8%増2172億円、営業利益は同1.1%増の107億円、経常利益は同2.9%減の104億円、親会社の株主に帰属する当期純利益は同1.3%減の69億円と増収減益となった。このうち航空機セグメントの業績は、受注高が357億7200万円(前連結会計年度比12.3%減)、売上高が436億3500万円(同7.2%増)となったが、民需関連の新規プログラム立上げ費用が増加したことや、ボーイング社777向け翼胴フェアリングの生産機数が新型機への移行に伴い減少したことなどから、営業利益は6億4900万円(同52.6%減)となった。
防衛省向けは、US-2型救難飛行艇の製造作業が進捗したことなどから、受注、売上ともに増加した。民需関連は、受注減少により売上は前期並みの水準となった。
またパーキングシステムセグメントに含まれる航空機搭乗橋は、関空会社からの大口案件を受注した前期に比べ受注は大幅に減少したものの、売上は増加したとしている。