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エアバス、JALのA350XWB塗装完了
地上・飛行試験をスタート、9月に羽田-福岡投入へ
エアバスは4月30日(仏現地時間)、日本航空(JAL)に納入するA350-900型機の初号機の塗装を完了したことを発表した。同機は仏・トゥールーズの塗装ハンガーからロールアウトしており、地上試験と飛行試験を実施する。エアバスは今年半ばにJALへ引き渡すことを計画しており、JALは9月から羽田-福岡線を皮切りとして、投入路線を拡大していく。
JALはこれから受領するA350XWBに対して、1-3号機まで特別塗装にすることを決定。初号機はJALのシンボルカラーである「挑戦」を示すレッドに、2号機はイノベーションによる「革新」を表すシルバー、そして3号機は地球環境に配慮し持続的な成長を目指す「エコ」のグリーンとすることを決めた。
JALのA350-900型機は3クラス仕様で、計369席を装備。ファーストクラスが12席、クラスJが94席、普通席は263席。前述したように、羽田-福岡線を皮切りに国内の需要の大きい主要路線へと投入していく。
客室は全席に個人用画面を装備し、各種エンターテイメント機能のほか、機外カメラによる映像を楽しむことができる。さらにPC用コンセントおよびUSBポートを全席に備えるほか、次世代の機内インターネットシステムを装備することで、「JAL Wi-Fiサービス」を無料で利用することができるようにする。
※写真=JALのA350XWB初号機がロールアウト(提供:エアバス)
※写真=初号機は「挑戦」を示すレッドの特別塗装機だ(提供:エアバス)