ウイングトラベル
ハネコム南ア観光大臣「アフリカの真実伝える」
南ア訪問者数2030年2100万人達成に自信
インダバの初日の開会式には、南アフリカのデレク・ハネコム観光大臣が登壇し、今年のインダバのテーマ「Africa’s Stories, Your Success」(アフリカのストーリーは、あなたの成功物語)を説明。アフリカの人々がアフリカ大陸の真実を伝え、アフリカの成功を紹介することが重要で、民間伝承によるアフリカの新たなストーリーを語ることを強調した。「アフリカの現状が正しく伝えられていない。我々はアフリカの未来に向けて、真のストーリーを伝えていかなければならない」と述べ、インダバの開会を宣言した。
同大臣によると、2018年にアフリカは前年比7%増の6700万人の国際観光客数を記録し、世界平均の6%増を伸び率で上回った。これは、全世界の国際観光客数の5%に相当し、2015年から1400万人近く増加した。2015年はエボラ熱の影響で大きく減少したが、その後3年連続で平均8%の成長を記録した。
同大臣は「UNWTOは2030年までに18億人が世界を旅するとし、その中でアフリカのシェアは現在の5%から7%に増加すると予測している。これは1億2600万人の国際観光客数で2018年の約2倍に当たり、この予想を達成するには毎年5.4%の成長が必要」と指摘した。その上で、同大臣は「この目標の達成は可能で、我々は万全の態勢を整えている」と述べ、今後の観光産業の発展に対して自信を示した。
※写真=インダバ開会の鐘を鳴らす南アフリカ・デレク・ハネコム観光大臣(右)と司会の南アフリカ観光局ステンビソ・ドラミニ最高経営責任者 代理