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川崎重工18年度決算、最終利益が5%減少
Trent1000負担金148億円の営業外費用計上響く
川崎重工が先頃発表した2018年度連結決算によると、売上高は鉄道車両などの減収要因はあったものの前期比1.3%増の1兆5947億円と、増収を確保した。損益面では営業利益が前期比14.4%増の640億円と大幅な増益となったものの、営業外費用としてTrent1000エンジンの運航上の問題に係る負担金148億円を計上したことから経常利益は前期比12.4%減の378億円に縮小。この影響で親会社の株主に帰属する当期純利益は、前期比5.0%減の274億円と、減収になった。
航空宇宙システム事業については、連結受注高は民間エンジンが増加したものの、防衛省向け、民間航空機の受注高減少により前期比672億円減の4316億円に留まった。連結売上高も同様の傾向で前期比55億円減の4639億円となり、営業利益は民間機関係の収益改善などにより前期比17億円増の326億円となった。
2019年度連結決算は増収増益見込む
航空宇宙システムは増収も減益見込み