ウイングトラベル
外務省ビザ統計、18年は18.5%増の695万件
中国は20%増の545万件、ベトナムが3位浮上
外務省が発表した2018年(1月〜12月)の「ビザ発給統計」によると、全在外公館のビザ発給数は前年比18.5%増の695万2804件となり、過去最高を更新した。国・地域別発給数の上位4カ国は、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシアとなり、これら4カ国で全体の約9割を占めた。ベトナムはインドネシアを抜いてビザ発給数で3位に浮上した。
国・地域別の発給数をみると、中国は20.2%増の544万7097件(シェア78%)、フィリピンは6.8%増の34万7816件(5%)、ベトナムは26.4%増の28万6919件(4%)、インドネシアは1.5%増の24万2773件(3%)、インドは17.8%増の11万3845件(2%)、ロシアは15.7%増の7万8010件(1%)、ブラジルは2.0%増の5万1893件(1%)、その他は7.5%増の38万4451件だった。
伸び率では、中国、ベトナム、インド、ロシアが2桁増を記録し好調を維持した。一方で、フィリピンやインドネシアは伸び率が1桁台に留まり、需要の伸びが鈍化しつつある模様だ。