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防衛省、不時着の民間グライダーから乗員2人救助
小松救難隊UH-60がホイスト吊り上げ
防衛省・自衛隊は去る5月3日に、岐阜県高山市の焼岳付近に不時着した民間グライダーの捜索・救助を行う災害派遣を実施した。対応したのは、航空自衛隊の新潟救難隊および小松救難隊で、同日午前6時29分ごろに小松救難隊のUH-60がホイスト吊り上げによってグライダーに搭乗していた2名を救出した。
この民間グライダーは、2日に焼岳付近をフライト中に不時着した。乗員の連絡で警察および消防による捜索が行われたものの発見に至らず、3日午前1時25分に東京空港事務所長から入間基地の中部航空方面隊司令官へ災害派遣を要請した。捜索活動は、4時14分に新潟救難隊のUH-60が離陸し、4時25分ごろには小松救難隊のU-125およびUH-60が離陸した。捜索の結果、6時29分ごろには2人の救助を行って、6時46分に飛騨エアパークで救助者2人の引き渡しを完了した。