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2019.05.14

WING

ジャムコ18年度決算、当期純利益13.6%増加

円安やスペア好調、シート事業で約8億の支払補償費

 ジャムコが発表した2018年度3月期決算によると、当期純利益は対前年度比13.6%増加した19億1000万円に拡大した。売上高は8.1%増加した840億6800万円と増収を確保したものの、損益面では営業利益が3.2%減の43億2100万円、経常利益が6.1%減少した32億9000万円に縮小した。
 ジャムコによれば、売上高が拡大した理由について、航空機シートなど製造関連の一部工事が翌期以降に繰り延べられたことなどによる減少などがあったものの、為替相場が計画上の想定為替レート105円/米ドルに対して円安に振れたことや航空機内装品など製造関連のスペアパーツ販売の増加などにより増加したことが追い風となったと説明。
 一方、損益面では、営業利益は一部プログラムで初期コスト増加などにより工事損失引当金を追加計上したことによる原価の増加がみられたとの認識を示したほか、円安の影響やスペアパーツ販売の増加などによる売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費の減少などもみられたとしている。

 

内装品、増収確保も777X移行端境期で減益
シート事業は経常損失31億4300万円

 

航空機器、熱交換器出荷減で減益
整備事業、装備品整備堅調で増収増益