ウイングトラベル
旅工房の18年度決算、売上・利益とも過去最高に
アジアへの送客増やオセアニア販売強化が奏功
旅工房が5月13日に発表した2019年3月期連結決算は売上高が前期比20.8%増の293億400万円、営業利益が約3.9倍増の3億2300万円、経常利益が約4.8倍増の3億3300万円、純利益が約5.2倍増の2億300万円となり、売上・利益ともに過去最高を達成した。人材、システム関連の投資増で販管費が増加したものの、前期に不振だったアジア向け個人旅行の送客数が増加したことや欧州、オセアニア方面の販売強化により売上総利益が増加したことが奏功した。
主力の海外個人旅行事業では、夏のビーチリゾート特集やサマーセールといった各種施策による個人旅行需要の取り込みに努めたほか、航空会社とのタイアップによるSNSキャンペーンの実施や各種イベントへの出展など認知度強化策を展開した。
方面別では、韓国や台湾を中心としたアジア方面についてはオンライン予約システムの機能強化により、送客数が前年を上回る水準で推移した。また、欧州方面は引き続き好調な需要となっているほあ、オセアニア方面については専門部署の設置による販売強化により取扱いを伸ばした。
法人旅行事業についても営業体制の強化に取り組み、企業の業務渡航や団体旅行、MICE案件の受注が順調に推移した。この結果、売上総利益は前期比18.2%増の38億4000万円となった。
19年度、欧州向け商品の販売体制を強化
オンラインツアー造成システム一新、商品数拡大へ