記事検索はこちらで→
2019.05.16

ウイングトラベル

ハウステンボス中間期、営業利益2割減

来場者伸び悩み、通期業績予想を下方修正

 ハウステンボス(HTB)は5月15日、2019年9月期第2四半期連結決算(18年10月から19年3月)を発表した。取扱高は前年同期比31.6%減の150億1500万円、営業利益が20.3%減の28億3200万円、経常利益は8.8%減の33億1200万円となった。また、HTB単独では取扱高が10.2%減の130億4700万円、営業利益が22.9%減の31億7100万円、経常利益が16.5%減の33億6800万円と減収減益なった。
 HTBの入場者数が前期比6.5%減の130万4000人、宿泊者数が9.7%減の1万4300人とそれぞれ減少したことにより、取扱高・営業利益とも前期比マイナスとなった。また、連結決算ではHTBエナジーとハウステンボス・技術センターとその関連会社の株式売却を行い、連結対象から外れたことも影響した。
 中間期の実績についてHTBの澤田秀雄社長は「外国人旅行者の減少に加えて、ハウステンボスのイベントが全体的に小規模となり話題性が低下したことが今回の実績につながった」と総括した。実際、外国人客は前期比14.0%減の7万7900人となった。同社によると韓国、台湾、香港からの団体客が大きく減少したという。
 今回の中間決算を踏まえ、同社はHTB単独の通期業績予想を下方修正した。入場者数については当初見込みの285万人から258万人に(前期比5.0%減)、取扱高は292億円から261億円(同2.0%減)、営業利益は73億円から58億円(同20.0%減)をそれぞれ見込む。
 

 

 坂口克彦次期社長「組織経営への転換図る」
 株式上場とIR誘致実現が最大のミッションに

 
※写真=記者会見終了後に記念撮影に応じるハウステンボス関係者。写真左からハウステンボスの澤田秀雄社長、坂口克彦次期社長