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防衛省、米沢市の山林火災でUH-1による消火活動
2日間で24回、12トンを散水、15日に撤収
防衛省・自衛隊は、山形県米沢市で出火した山林火災について、5月14日から消火活動を開始して、15日に撤収要請を受けて活動を終了した。14・15日に行った航空機による消火活動は、14日に12回、約6トンの散水を行い、15日も同じく12回、約6トンを散水。合計で24回、約12トンを航空機から散水して、消火活動を行った。
山林火災は13日から発生して、消防による消火活動を実施するも鎮火しなかったため、14日12時12分に陸上自衛隊第6師団長(神町)が山形県知事からの災害派遣要請を受けた。12時32分には第6飛行隊のUH-1・2機が空中消火のため離陸し、12時43分には同じく第6飛行隊のUH-1が空中統制のために離陸した。
15日の活動は、午前5時6分に第6飛行隊のUH-1が情報収集のため離陸したが、経路間の天候不良のため、5時27分に着陸した。そのご8時57分には情報収集のためにUH-1が離陸し、13時37分には空中消火を行うUH-1が離陸。消火活動を行って、15時55分には消火活動を終了した。
自衛隊では、火災発生直後の12時45分以降には、第20普通科連隊のLOが県庁および現地対策本部へ向かい、対応に当たった。陸自の活動部隊は第6師団司令部、第20普通科連隊、第6飛行隊。延べ5機の航空機が活動し、LOの人員は延べ29名、車両11両だった。
※写真1=消防と連携して消火活動に当たる(提供:防衛省)
※写真2=消火のため水を運ぶ第6飛行隊のUH-1(提供:防衛省)