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2019.05.16

WING

岩屋防相、9日の弾道ミサイル米国と認識一致

米朝会談の延長線上に短距離問題視しない発言

 岩屋毅防衛大臣は、北朝鮮が9日に発射した弾道ミサイルについて、明らかな安保理決議違反ながら米国のドナルド・トランプ大統領がそれを問題視しないと発言したことに「米朝首脳同士の信頼関係に基づいて発言されたもの」と、自身の見解を示した。米国と日本は9日の飛翔体が弾道ミサイルであったと、認識の共有化が図られていることを強調。その上で、トランプ大統領の発言は、米朝首脳会談で建設的な議論を継続していく中で「その延長線上の発言」だと説明した。
 また岩屋大臣は、北朝鮮による明らかな安保理決議違反について、改めて「極めて遺憾」だと述べた上で、日本政府として外交ルートを通じた抗議を行っていると説明。「日本の立場は立場として、しっかり申し上げていきたい」と話した。さらに、日本政府による国連への働きかけについては、「特にそのようなことを考えているわけではない」と否定。国連への訴えをせずに、最終的な目標のCVIDに向けて、米国や国際社会と連携していくとした。