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ANA、成田でパーソナルモビリティの実証実験実施
乗継ぎ時の活用を想定、他の用途での活用も検討
全日本空輸(ANA)は5月16日、パナソニックと共同でシニア世代の旅行時の移動をサポートするパーソナルモビリティ(自動追従電動車椅子)の実証実験を5月14日から16日の間、成田国際空港で実施したと発表した。なおANAは、今後も必要に応じて実験を行って行く考えだが、今のところ次の時期や場所、実施回数は決まっていないと話す。
この実験は成田空港で国際線の乗継ぎ客を対象に、ANA係員が操作する先頭の車椅子を、他の車椅子が自動で追従する機能を活用したサービスの実用化可能性を検証したもので、ANAは今回の実験において、新技術を積極的に採用し、他の用途での活用も含め検討していきたいとしている。
ちなみに、今回の実験で使用した車椅子は、パナソニックがWHILL社と共同開発しているパーソナルモビリティ(自動追従電動車椅子)で、WHILL社の電動車椅子をベース車体として、レーザレンジファインダー(センサー)装置、シートセンサー、操作用タブレット、手押し用ハンドル、スタッフ用コントローラ、カバン置き、追従用反射板を取付けており、計3台を実験において使用したとのこと。
※写真=ANAはパナソニックと共同でパーソナルモビリティ(自動追従電動車椅子)の実証実験を成田空港で実施した(提供:ANA)
※写真=実験に使用する電動車椅子は、WHILL社の車いすをベースとして各種センサー等の装備を追加したもの(提供:ANA)