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2019.05.20

WING

海自第69期一般幹部候補生課程、遠洋練習航海へ

157日間、総航程約4万9000キロかけ環太平洋航海

 海上幕僚監部は、海上自衛隊の第69期一般幹部候補生課程に対し、5月21日から10月24日までの157日間に亘り「令和元年度遠洋練習航海」を実施すると発表した。
 これは海上自衛隊幹部候補生学校での課程修了者となった初級幹部に対し毎年行っているもので、遠洋練習航海は今回で63回目になるとのこと。航海では、初級幹部たちは外洋航海を通じて世界各国を訪問し、学校等で取得した知識および技能を実地に習得するほか、慣海性や国際感覚を涵養し、幹部自衛官として必要な資質の育成に資するため行っている。
 今回の遠洋練習航海では、練習艦隊司令官梶元大介海将補の指揮のもと、タイ王国海軍少尉1名を含む第69期一般幹部候補生課程修了者約190名が、練習艦「かしま」と護衛艦「いなづま」に乗り込み、計約580名が世界を巡ることとなる。訪問国は米国やメキシコ、ニュージランド、オーストラリア等の環太平洋諸国となっており、総航程は約4万9000キロになるとのこと。

 

〈「令和元年度遠洋練習航海」概要〉
▼遠洋練習艦隊指揮官:海将補 梶元大介
▼派遣艦艇:練習艦「かしま」、護衛艦「いなづま」
▼派遣人員:第69期一般幹部候補生課程修了者約190名(内タイ王国海軍少尉1名)を含む約580名
▼訪問予定国=
・米国(パールハーバー、サンディエゴ、グアム)、グアテマラ(プエルトケツァル)、ペルー(カヤオ)、エクアドル(グアヤキル)、メキシコ(マサトラン)、仏領ポリネシア(パペーテ)、フィジー(スバ)、ニュージーランド(オークランド)、オーストラリア(シドニー)、パプアニューギニア(ラバウル)、パラオ(コロール)