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住友精密連結決算、防衛過大請求特損で当期損失に
住友精密工業が先頃発表した2018年度連結決算は、売上高が対前年度18億円増の490億円、営業利益が同5.5億円増の25.8億円、経常利益が同6.4億円増の26.9億円となった。しかし、防衛装備品の過大請求分返納などの損失引当金50.6億円の計上や、航空機用脚整備子会社の固定資産減額損失、カナダ子会社の改編関連の構造改革費用の損失計上あわせ55.7億円の特別損失を計上した結果、当期純損益は22.5億円の純損失となった。2016年度も純損失、2017年度は5.0億円の純利益に回復したが、再び純損失となった。
防衛装備品関連損失は防衛省の関連調査が現在も続いており、見通しが明らかになるまで時間を要するとして、2018年度下期の配当は見送った。