ウイングトラベル
ハイアット・フェア開催、海外進出50周年
国内ホテル20軒に拡大、MICE需要に対応
ハイアット ホテルズ コーポレーションは5月20日、世界各国のハイアット関係者が来日し、旅行業界、MICE関係者などを招いて、東京・六本木のグランドハイアット東京で、2019年の「ハイアット・フェア」を開催した。
挨拶に立った日本ハイアットの坂村政彦日本・ミクロネシア地区代表取締役副社長は、ハイアットが海外進出してから50周年を迎え、今年、来年と新たなホテルが開業し、「日本国内で20軒に及ぶハイアットホテルを数える」ほどに成長したことを強調した。
昨年は日本初進出のハイアット セントリックを銀座に開業、沖縄にハイアット リージェンシー 渡良垣アイランド沖縄、ニセコに長期滞在型のハイアット ハウスをオープン。
今年は7月1日に新浦安ベイエリアに日本初進出ブランドのハイアット プレイス、今秋に京都東山高台寺にパーク ハイアット京都、今冬にニセコにパーク ハイアットをオープンする。
さらに、来年にはハイアット リージェンシー横浜、ハイアット セントリック 金沢、ハイアット ハウス金沢が続々と開業する予定。
また、坂村氏は、高まるMICE需要に対応し、新たなMICEパッケージとして、東洋の陰陽五行説をコンセプトにした「ELEMENTS by Hyatt」を日本・アジア太平洋地区向けに開発していることを明らかにした。
会場では、陰陽五行説の五元素「火・土・金・水・木」を表現する映像の一部が映し出されるとともに、料理も陰陽五行説にインスパイアされたメニューが提供された。
坂村氏は、「業界のプロフェショナルからの意見、要望に耳を傾け、良いホテル、良いサービスを提供できるように信頼関係を一層強固なものにしていきたい」と述べた。
来賓を代表してANAセールスの小林正保執行役員旅行事業本部副本部長が登壇し、全日空A380が5月24日、成田−ホノルル線に就航し、7月に2機目、来年に3機目を投入することを紹介。そしてハイアットグループのアジア進出50周年と今後のハイアット、業界の成長を祈念して乾杯した。
また、ハイアット日本・ミクロネシア地区の劉紀子セールス&マーケティング担当ヴァイスプレジデントが、ハイアットのブランド展開について説明した。劉氏によると、ホテルブランドをラグジュアリー、プレミアム、オールインクルーシブ、セレクトサービスに分け、それぞれのブランドが市場ブランドでトップをめざす。
劉氏はハイアットの強みとして、「いずれの分野で、それぞれ複数の異なる特徴を持つブランドを個性豊かに展開しており、デスティネーションやニーズに合わせて、ブランドを選んでホテルを配置しており、多様化・細分化するお客様のお好みや用途に対応することができる」と語った。
ハイアット・フェア終宴に当たり、フレデリック・ウォン・アジア太平洋地区セールス担当副社長が挨拶し、都市型ホテル、リゾートホテルなど多様なニーズに合わせて、今後も日本国内、さらにアジア太平洋に続々とホテルをオープンする計画を紹介するとともに、旅行業界の支援とより強固な関係を構築していくことを強調した。
※写真=左から、日本ハイアット坂村政彦日本・ミクロネシア地区代表取締役副社長、ANAセールス小林正保執行役員、ハイアット劉紀子日本・ミクロネシア地区セールス&マーケティング担当ヴァイスプレジデント、ハイアット・フレデリック・ウォン・アジア太平洋地区セールス担当副社長