ウイングトラベル
主要50社2月の旅行総取扱額、3.2%増4217億円
海外旅行5.3%増、国内・外国人旅行もプラス
観光庁が発表した主要旅行業者50社の2月の旅行総取扱額は前年同期比3.2%増の4217億5400万円となった。海外旅行の取扱額が5.3%増の1669億3500万円となったほか、国内旅行の取扱額も1.3%増の2385億2200万円となり、海外・国内旅行とも好調に推移した。また、外国人旅行の取扱額は11.6%増の162億9600万円と2ケタの伸びとなった。
海外旅行は欧州・ハワイ方面が好調であったほか、平昌冬期五輪関連の取り扱いが取扱額の増加に寄与した。また、国内旅行は日本海側の大雪による出控えがあったものの、北海道方面の企画旅行が好調だったため、全体としてはプラスとなった。外国人旅行は春節の影響により中華圏の国や地域の動きが好調であったほか、韓国からの訪日客の取り扱いが増加した。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱状況を見ると、総取扱額は1.8%増の1051億9000万円となった。海外旅行は7.9%増の328億7700万円と好調な伸びとなった。一方で、国内旅行は0.7%減の719億500万円、外国人旅行は6.0%減の4億700万円となった。
取扱人数は5.1%減の284万928人となった。海外旅行が4.2%減の18万1301人、国内旅行は3.3%減の262万1037人だった。外国人旅行は27.1%増の3万8590人となった。
企業別の取扱状況を見ると、海外旅行は22社が前年比プラスとなった。大手旅行会社の状況を見ると、JTBグループが11.2%増、KNT-CTホールディングスグループが11.8%増と2ケタの伸びとなったほか、エイチ・アイ・エス(HIS)グループが6.7%増、阪急交通社も4.9%増となった。このほかではANAセールス、ジェイアール東海ツアーズ、旅工房、イオンコンパス、トラベル日本、ニッコウトラベルが前年比2ケタ増となった。
国内旅行も22社が前年比プラスとなっている。大手旅行会社の動きを見ると、JTBグループが0.8%増、日本旅行が2.3%増、阪急交通社が2.6%増、HISグループが4.1%増、KNT-CTホールディングスグループが0.1%増となった。それ以外では、楽天、日通旅行、日新航空サービス、南海国際旅行、西武トラベル、トラベル日本が前年比2ケタの伸びとなっている。