東京メトロ会長に元国土交通事務次官の本田氏

NAA社長には元航空局長の田村氏内定、24日閣議決定

　国土交通省は5月24日、東京地下鉄（東京メトロ）、成田国際空港会社（NAA）、新関西国際空港会社の会長・社長予定者を発表した。東京メトロの代表取締役会長には本田勝氏が就任を予定し、山村明義社長は再任となる予定。NAAの代表取締役社長には田村明比古氏が内定した。新関空会社の代表取締役社長には千代幹也氏が就任を予定する。同日に閣議了解された。6月下旬に各社が開催する株主総会および取締役会で正式に決定する。
　東京メトロの会長に就任予定の本田氏は、国土交通省で2007年7月から自動車交通局長、2009年7月から鉄道局長、2010年8月から航空局長を歴任。2014年7月からは事務次官を務めた。
　NAA社長に内定した田村氏は、2012年9月から航空局長、2015年9月からは観光庁長官を務め、航空局長のときには、首都圏空港の機能強化ついて直接携わるなど、現在の成田空港の方向性を決定付けた第一人者だ。
　新関空会社社長に就任予定の千代氏は、2001年1月に国土交通省の当時の飛行場部で関西国際空港・中部国際空港監理官を務めた。2006年7月には内閣官房内閣総務官、2010年8月には内閣広報官を務め、2013年12月には西日本旅客鉄道のアドバイザーなどを務めた。

※写真1＝本田勝氏

※写真2＝田村明比古氏

※写真3＝千代幹也氏

※写真4＝山村明義氏