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2019.05.29

ウイングトラベル

仏観光開発機構、地方チャーター便運航促進へ

トゥールーズとリヨン候補、春・秋の定期化目指す

 フランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク在日代表は本紙などとのインタビューに応じ、日本からフランスの地方都市を結ぶチャーター便の運航を春と秋に定期的に実施していき、地方部への日本人旅行者誘致拡大を目指していく考えを明らかにした。今月実施した成田−トゥールーズ間のチャーターフライトが好評だったことから、今後も継続できるように旅行会社や航空会社に働きかけていく。チャーター便の運航都市としては「旅行会社やエアラインの意向を踏まえてということになるが」と前置きした上で、トゥールーズとリヨンの2都市を候補としていきたいとした。
 フランス観光開発機構は今月14日、ワールド航空サービス、エールフランス航空との共同ツアーを企画し、成田−トゥールーズ間で特別チャーター機の運航を実施した。今回はトゥールーズを中心としたオクシタニー地方の周遊プランやスペインのバスク地方との組み合わせたものなど9つのツアーを実施。チャーター便で用意した296席はすべて埋まる格好となった。
 マゼンク代表は「今回のチャーターフライトは現地のオクシタニー地方政府が大変歓迎してくれたほか、実際にツアーに参加した人からも、ストレスなく旅行することができたといった声や機内での日本語対応も良かったというコメントをもらっており、大きな成果を挙げることができた。地方の観光局からも日本人旅行者の送客を期待する声も多く、なんとか今後も継続していきたい」と述べ、日本からフランス地方都市への直行チャーター便運航本数を増やしていくための活動に今後も力を注いで行く方針を示した。

 

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※写真=インタビューに応じたフランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク在日代表