記事検索はこちらで→
2019.05.29

ウイングトラベル

千葉県と自治体連絡協が成田国際線維持申入れ

羽田シフト危惧、確固たるグローバルハブに

 千葉県と成田空港圏自治体連絡協議会は5月28日、2020年までの首都圏空港の発着枠増枠に当たって、成田空港国際線の羽田空港シフトが懸念されるとして、成田国際線ネットワークの維持・発展へ取組みを強化するよう、国土交通省へ申入れを行った。千葉県の高橋渡副知事、同協議会会長の小泉一成成田市長、副会長の相川勝重芝山町長、監事の所一重多古町長らが同省航空局を訪れ、航空ネットワーク部の久保田雅晴部長へ申入書を提出した。
 申し入れした県、協議会の一行は会見に応じ、2020年夏ダイヤまでに羽田空港へ国際線増枠分の年間3.9万回が配分されることに伴い、成田就航の国際線が羽田へ移る可能性を指摘。高橋副知事は、羽田シフトによって「成田空港の地位低下が危惧され、関係者が一体となって機能強化実現へ取り組む気運を損ねかねない」と述べて、対応強化を求めた。

 

※写真=インタビューに応じる千葉県および連絡協議会。写真右から相川副会長、高橋副知事、小泉会長、所監事