ウイングトラベル
KNT-CTグループ、17年度総取扱額は1.7%増
海外旅行が1割伸長、訪日堅調、国内は減少
KNT-CTホールディングスグループの2017年度(4-3月)の旅行総取扱額は、前年比1.7%増の4908億8100万円と増収だった。内訳は、海外旅行が10.7%増の1545億200万円と1割以上伸びて全体を牽引。国内旅行は2.9%減の3024億6700万円と減少したものの、外国人旅行も5.3%増の210億5900万円と堅調で、全体では増収を達成した。
海外旅行では、団体旅行が3.0%増の369億9900万円と増加。一般団体は0.1%減とほぼ前年並みだったが、学生団体が8.8%増と伸びた。企画旅行は16.4%増の815億5100万円と伸び、ホリデイは11.5%増、クラブツーリズム海外は18.1%増と、いずれも高い伸びを示した。個人旅行は7.0%増の359億5100万円。
国内旅行では、団体旅行が3.0%減の846億4600万円と減少。一般団体は0.7%減、学生団体は4.6%減だった。企画商品は2.5%減の1698億8100万円で、メイトは4.9%減、クラブツーリズム国内は1.3%減といずれも振るわなかった。個人旅行は4.2%減の479億3900万円。
3月は総取扱額1.2%減、海外好調も国内不振
3月単月実績は、総取扱額が1.2%減の423億4200万円だった。内訳は、海外旅行は11.1%増の154億6400万円、国内旅行は8.8%減の216億8200万円、外国人旅行は6.7%減の28億9300万円だった。
海外旅行では、団体旅行が5.9%増と好調で、うち一般団体は12.1%増、学生団体は0.1%減。とくに一般団体は平昌冬季オリンピックの取扱いが牽引した。企画商品は14.3%増で、ホリデイ15.7%増、クラブツーリズム海外13.6%増と好調。個人旅行も10.4%増と伸びた。
国内旅行では、団体旅行は10.1%減で、うち一般団体は2.7%減、学生団体は20.3%減。一般団体はスポーツイベント関連の旅行取扱人数が増加した反面、前年の大型イベント団体参拝旅行の反動減が響いた。企画商品は8.0%減で、メイトは10.9%減、クラブツーリズム国内は6.0%減。
メイトでは、九州や四国が好調だったが、中国や甲信越方面などが不調だった。クラブツーリズムでは、バス旅行部門が概ね低調だった。