記事検索はこちらで→
2019.06.04

WING

JJP、6月に合計70便もの大量欠航

運航乗務員の勤務調整で

 ジェットスター・ジャパンは6月3日、パイロットの勤務調整に不具合が発生したとして、6月中に合計で70便もの計画欠航が発生することを発表した。ジェットスター・ジャパンによれば、6月中に国内8路線、国際2路線において、あわせて約7500名(国内線:5700名、国際線:1800名)の足に影響が発生する見通しだ。既に6月1日と2日に欠航便が発生しており、これに加えて8日以降、54便の欠航が発生する。
 ジェットスター・ジャパンによると現在、体調不良で長期離脱を余儀なくされている機長が4名、副操縦士が5名存在しており、その分を他のパイロットがカバーしているとのこと。法定基準を超えるような乗務となっているパイロットはいないものの、一部パイロットの勤務に「偏り」が生じている状況だという。
 同社は6月末が年度末ということがあるほか、今後夏の繁忙期で忙しくなることも踏まえ、これまでのしわ寄せを解消する方針を固め、会社としてパイロットに有給休暇を取得してもらうことにした。
 今回の問題は体調不良で9名ものパイロットが長期離脱していることで、他のパイロットの乗務が増加していることが原因だ。ジェットスター・ジャパンによれば、「採用活動や訓練は順調」としており、「人員は足りている。計画上は問題ないはずだった」とのこと。しかしながら、想定以上に長期離脱しているパイロットが発生したことなど、複数の事情が絡み、計画欠航を余儀なくされた。

 

※写真=6月中に70便もの大量欠航が発生するジェットスター・ジャパン