ウイングトラベル
ペルー政府観光庁、40歳代の旅行者需要開拓
ハローキティプロジェクトで訪問客数2%上積みへ
ペルー政府観光庁は6月4日、都内ホテルでメディアイベントを開催した。当日は今年3月から実施している「ペルー・ハローキティプロジェクト」について説明したほか、ペルー観光に関する最新情報を紹介した。2018年にペルーを訪問した日本人は約4万7000人となっている。ペルー政府観光庁はペルー・ハローキティプロジェクトを推進することで、ハローキティと同世代である40歳代を主要ターゲットに設定してプロモーションを強化。2019年の訪問客数は前年比2%増の4万9350人を目指す。
ウェブサイトやSNSで最新情報を訴求
日本人に馴染み薄い北部の観光資源を紹介
ペルー・ハローキティプロジェクトはキャラクターグッズのパイオニアで国内外で好感度が高いサンリオのハローキティを観光大使に任命し、ペルーへの観光促進を図るというもの。具体的にはペルーの民族衣装を着たハローキティがウェブやSNSを通じてペルーの観光地を紹介する。特設サイトではペルーの最新デスティネーション情報や旅行日数に応じたおすすめ周遊ルートなどを紹介する。
イベントに出席した駐日ペルー大使館のハロルド・フォルサイト大使は、「今回のハローキティとのプロジェクトを通じてペルーのブランド価値がますます高まることが期待でき、非常にうれしく思っている。日本人旅行者は北米や欧州などを数多くの人が訪れると聞いているが、ペルーを始めとしたラテンアメリカにも他の地域に劣ることのない素晴らしい観光資源が存在する」と強調した。
※写真=イベントに来場したハローキティとともに記念撮影に応じる駐日ペルー大使館のハロルド・フォルサイト大使(写真右)