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ロッキード、400機目のF-35を納入
総飛行時間は20万時間超す
ロッキード・マーティンと米国防総省F-35統合プログラムオフィス(JPO)は6月3日、F-35フリートの全世界での飛行時間が20万時間に達し、400機目のF-35が納入されたことを明らかにした。サブタイプ別の飛行時間はF-35Aが12万5850時間、F-35Bが5万2410時間、F-35Cが2万2630時間としている。また、納入完了400機の内訳はF-35Aが283機、F-35Bが87機、F-35Cが30機となっている。
400機目となったのは米空軍向けF-35Aで、ユタ州ヒル空軍基地に納入された。
F-35プログラム統括官のマット・ウインター海軍中将は、「F-35は国家防衛戦略を実現する重要な要素である。400機納入達成はF-35プログラムの重要な節目と言える。JPOと米3軍、パートナー社、業界全体が、F-35のコスト削減、品質の向上、納品の迅速化に向けての共同作業に注力している。今回の記録達成はその努力の成果だ」と述べた。
F-35は現在、世界17ヵ所の拠点で運用され、780人以上のパイロットと7500人以上の整備員が訓練を受けている。10ヵ国がF-35を飛行させており、そのうち8ヵ国は自国内でF-35を飛行させ、7ヵ国は初度運用能力(IOC)取得を宣言した。さらに3軍種(米海兵隊、イスラエル空軍、米空軍)が実戦運用に使用したことを明らかにしている。