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海自、印太平洋派遣訓練に「あけぼの」を追加派遣
「いずも」ら3隻で東南アジア各国を訪問
海上幕僚監部は6月5日、「平成31年度インド太平洋方面派遣訓練」に護衛艦「あけぼの」と搭載航空機1機を追加派遣すると発表した。これにより派遣部隊は護衛艦「いずも」、「むらさめ」、「あけぼの」の3隻、搭載航空機5機、派遣人員は約800名となる。
今回追加派遣となる「あけぼの」は、第30次海賊対処行動水上部隊としてジブチ・アデン湾へ派遣。約6ヵ月間海賊対処の任務に就いた後、昨年10月に佐世保に帰港している。海幕によれば、乗員の休暇期間を終えたことから、部隊運用を勘案した結果、今回派遣することになったと話す。
「あけぼの」が加わった派遣部隊は、ブルネイ・ダルサラームやマレーシア等の東南アジア各国を訪問するほか、訓練として各種戦術訓練を行うとしている。
〈平成31年度インド太平洋方面派遣訓練概要〉
▼期間:4/30~7/10
▼派遣部隊指揮官:第1護衛隊群司令 江川宏 海将補
▼派遣部隊:護衛艦「いずも」、「むらさめ」、「あけぼの」および搭載航空機5機、派遣人員約800名
▼訪問予定国:ブルネイダルサラーム国、マレーシア、フィリピン共和国、シンガポール共和国、ベトナム社会主義共和国
▼主要訓練項目:各種戦術訓練
※写真=今回印太平洋方面派遣訓練に追加派遣となった護衛艦「あけぼの」(提供:海上自衛隊)