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シャナハン長官代行が安倍総理・岩屋防相表敬
北朝鮮CVID取組み継続で一致、拉致問題対応支持
安倍晋三内閣総理大臣は、訪日したパトリック・シャナハン米国国防長官代行の表敬を受けて、「自由で開かれたインド太平洋」に向けて日米協力が確実に進展しているとして、これを歓迎するとともに、シャナハン長官代行から北朝鮮の弾道ミサイルを含む完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)の取組み継続や、拉致問題解決への支持が表明された。
シャナハン長官代行の安倍総理表敬は、岩屋毅防衛大臣、西村康稔内閣官房副長官、野上浩太郎内閣官房副長官や、ウィリアム・ハガティ駐日米国大使などが同席した。安倍総理は冒頭で、5月末に国賓として訪日したドナルド・トランプ大統領夫妻とともに海自護衛艦「かが」へ乗艦したことに言及。「強固な日米同盟を示すことができた」と述べて、日米同盟の抑止力・対処力の強化や「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ連携・協力を深めていく考えを示した。するとシャナハン長官代行は、日米同盟がこれまでにないほど強固になっているとして、日本側との一致を強調した。
両者はさらに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、日米協力の着実な進展を歓迎した。安倍総理からは、6月1日に米国防省が発表した「インド太平洋戦略レポート」を歓迎すると、引き続き連携を強化していくことで両者が一致した。また、宇宙やサイバーを含む領域横断(クロス・ドメイン)作戦については、協力を強化していくことで一致した。
米「インド太平洋戦略レポート」歓迎
日米で足並み揃え、多様なパートナーと協力
※写真1=シャナハン長官代行が安倍総理を表敬訪問した(提供:首相官邸)
※写真2=儀仗隊による栄誉礼が、シャナハン長官代行の訪問を歓迎した(提供:防衛省)