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2019.06.06

WING

特定海域でのF-35A事故機捜索終了

範囲広げ水中カメラでの捜索継続

 防衛省は、墜落した航空自衛隊三沢基地のF-35A捜索についてこのほど、6月3日をもって特定海域での捜索および揚収作業を終了したと発表した。岩屋毅防衛大臣が去る6月4日の閣議後会見で説明した。墜落した機体は、部品が散乱していて、パイロットもまだ見つかっていない。この捜索終了は「そこから事故原因の究明に繋がるような材料は出てこないだろうと判断した」ためとのこと。いぜん不明のパイロットも含め、引き続き水中カメラを使った確認作業などは実施すると説明した。
 これまで海中の捜索は、最も機体の部品が散在していた海域を特定して、そこを徹底的に調査を行ったもの。同海域では、事故原因の究明につながるものが発見できないと判断して、海域を特定した捜索を打ち切ることにした。しかし「すべての捜索作業を打ち切るわけではない」として、民間のサルベージ船3隻の体制を維持して、対象の海域をさらに広げて、水中カメラでの確認を継続していくという。

 

岩屋防相、事故原因「遠からず絞り込み」