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JTA、機長からアルコール検知で2便欠航
281名の旅客に影響、代替パイロット手配できず
日本トランスオーシャン航空(JTA)は6月8日、羽田発宮古空港行きのNU021便において、乗務予定だった機長から、乗務前のアルコール検査で基準値を上回るアルコールを検出したため、欠航したことを発表した。JTAは代替の運航乗務員を確保することができなかったとして、当該便および後続のNU556便(宮古発那覇行き)を欠航。この欠航により、NU021便で164名(うち幼児2名)、NU556便で117名、合計で281名の乗客の足に影響が発生した。JTAは事実関係を調査して、厳正に対処するとしている。
JTAによれば6月8日の午前6時25分頃、羽田空港のJAL運航乗務員カウンターに当該機長が出頭した際、第3者立ち合いの下でアルコール検知器を用いて検査したところ、規定値を超えるアルコール値0.18mg/リットルを検出した。社内規定に基いてアルコール検査を2回実施したものの、いずれもアルコール規定値を超えるアルコールを検出しており、当該機長の乗務を不可と判断したという。
同社は機長の交代を検討したものの、羽田空港における手配および送り込みが困難だったとして、NU021便および後続のNU556便を欠航とした。