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露中共同開発機CR929は露中国内需要で競争力付ける
MAKS航空ショーで実物大モックアップ展示
統一航空機製造会社(UAC)は6月7日、6月6日から8日までの間、ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたSPIEF-2019(ST.Peterburg International Economic Forum)でのロシア-中国のビジネス対話の様子を発表し、両国で共同開発している長距離ワイドボディ機のCR929の市場見通し等について発表した。
CR929の市場見通し等については、ロシア-中国のビジネス対話に参加したユーリ・スルサール(Yuri Slusar)社長が、「(CR929は)まずは国内市場を重視する。中国とロシアにおける長距離ワイドボディ機の高い需要が、(他社との)競争上の優位になる」と述べているほか、UACと共同開発する中国商用飛機(COMAC)のパートナー企業の予測では、2023年から45年の間に、アジア太平洋諸国とロシア、CIS諸国の長距離ワイドボディ機の需要の50%程をCR929は占めることができるとしており、CR929の市場見通しについて強い自信を見せている。