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ロシア海軍活発、沖縄本島-宮古間往復と宗谷岬通過
沖縄の駆逐艦2隻、5日間で往復航行
ロシア海軍艦艇はこのところ、日本周辺で活発な行動を見せる。統合幕僚監部は6月3~8日の沖縄-宮古島間の往復航行と、8日の宗谷岬沖通過を発表した。
沖縄-宮古島間では、6月3日午前10時ごろ、宮古島の北東約165キロの海域で、ウダロイI級駆逐艦2隻が太平洋へ向かって航行しているのを確認した。その後この2隻の艦艇は、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下して、北大東島および南大東島周辺海域を航行。その後、沖縄本島と宮古島の間の海域を往復して、6月8日には北上。東シナ海へ向けて航行した。確認したのは海上自衛隊第5航空群(那覇)のP-3C。統幕ではこれら2隻の艦艇について、4月2日に対馬海峡を南下したものと同一であることを確認している。
※写真=沖縄-宮古島間を往復した2隻のウダロイI級駆逐艦。これらは4月2日に対馬海峡を通過した艦船と同一だったことが確認できた(提供:統合幕僚監部)