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フユ級高速戦闘支援艦を海自が初確認
空母「遼寧」ら計6隻が沖縄本島-宮古間を通過
統合幕僚監部は6月11日、中国海軍の艦艇6隻が沖縄-宮古島間を通過して太平洋へ進出したことを発表した。海上自衛隊の護衛艦および航空機が10日に確認した。この6隻には、海自として初めて確認するフユ級高速戦闘支援艦と、クズネツォフ級空母の遼寧も含まれていた。
6月10日午前7時ごろ、久米島北西沖約270キロの海域で南東進するルージョウ級ミサイル駆逐艦、フユ級高速戦闘支援艦の合計2隻を確認した。確認したのは、海自第12護衛隊所属「うみぎり」(呉)、第11護衛隊所属「やまぎり」(横須賀)、第14護衛隊所属「まつゆき」(舞鶴)だった。
また同日21時ごろ、「まつゆき」と海上自衛隊第5航空群(那覇)の「P-3C」が、久米島の北西沖約350キロを南東へ進むクズネツォフ級空母の遼寧、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦、ジャンカイII級フリゲート2隻の合計4隻を確認。
それら6隻の艦艇は、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下し、太平洋へ向けて航行した。
なお、現時点で自衛隊などへの危険な行動や日本領海内での航行などはなかった。
※写真=海自初確認のフユ級高速戦闘支援艦(提供:統合幕僚監部)
※写真=空母「遼寧」も確認した(提供:統合幕僚監部)