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ジェットエンジン、今後20年で8万764基需要
単通路機向けエンジンが全体の61%に
航空機需要の高まりと共に、航空エンジンの需要も旺盛にーーー。日本航空機開発協会(JADC)がまとめた今後20年間(2019-2038年)における航空エンジン需要予測によれば、旅客機および貨物機に搭載するジェットエンジンの販売基数は、実に8万764基にも達する予測だ。これを金額に換算すると、1兆3600億ドルにものぼる計算で、超巨大な市場が見込まれていることが、あらためて浮き彫りとなった。
ジェットエンジンの販売基数で最も高い需要が見込まれているクラスのエンジンは、やはり737型機やA320といった単通路機に搭載するエンジン。このクラスの機体に搭載する推力1万2000ポンド~3万5000ポンド級のエンジンは4万8929基もの販売が見込まれており、ジェットエンジン市場全体の61%を占める試算だ。
※写真=旺盛な航空機需要に伴って航空エンジンの需要も好調だ(提供:プラット&ホイットニー)